高等学校入学者選抜Web出願システムの導入決定
従来、大分県立高校の入試出願は紙媒体で行われ、中学校が出願書類を取りまとめて各高校に提出する形式でした。この方法では、作業が煩雑でミスが生じやすく、受験者や保護者、中学校・高校の教職員にとって大きな負担となっていました。
このような課題を解決するため、大分県教育委員会はWeb出願システムの導入を決定しました。
新たに構築されるWeb出願システムの概要
- オンライン出願:受験者や保護者が自宅からインターネットを通じて出願手続きが可能となります。
- 校務支援システムとの連携:県内の中学校で導入されている統合型校務支援システム「Te-Comp@ss」と連携し、調査書データの連携が可能です。
- 入学考査料のオンライン納付:入学考査料の納付がオンラインで行えるようになります。
- 志願先変更のオンライン対応:志願先の変更手続きもオンラインで対応可能となります。
- 合否結果のオンライン通知:合否結果がオンラインで通知されるようになります。
これらの機能により、受験者や保護者の利便性が大幅に向上し、中学校・高校の教職員の作業負担も軽減されることが期待できます。
導入スケジュール
Web出願システムは、令和7年度(2025年度)中にすべての入試において運用可能なシステムとして構築される予定です。
今後の入試制度にどう関わっていくか
大分県教育委員会は、Web出願システムの導入を通じて、受験者や保護者の利便性向上と教職員の作業負担軽減を図り、より効率的で公平な入試制度の実現を目指しています。
また、システムの導入により、入試業務のデジタル化が進み、将来的にはさらなる教育分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)が期待されています。
このように、大分県では教育分野のデジタル化が進められており、受験者や保護者、教職員にとってより良い環境が整備されつつあります。今後の動向にも注目していきたいところです。
参考資料
- 大分県教育委員会「高等学校入学者選抜Web出願システム構築事業」
- 大分県教育委員会「高等学校入学者選抜Web出願システム構築・運用業務調達仕様書」
https://www.pref.oita.jp/site/kyoiku/koukounyuushir07-web01.html?
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