こんにちは、「おおいたラーナビNET」編集部です。今回は、全国の高校生と保護者にとって大きな注目を集めている「京都大学理学部」のオンライン説明会について詳しくご紹介します。
この夏、京都大学理学部が実施する「特色入試」に関するオンライン説明会が、2025年7月に計7回開催されることが公式に発表されました。自宅から参加可能なこの説明会は、地方在住の受験生にとって貴重な情報収集の場となるはずです。
京都大学理学部の「特色入試」とは?
京都大学では近年、従来の一斉学力試験による評価に加え、**受験生の個性や資質をより多面的に評価するための「特色入試」を導入しています。
理学部の特色入試では、以下のような特徴が見られます。
- 学力の3要素(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・多様性・協働性)をバランスよく評価
- 出願時に「探究活動」や「課題研究」などを含む自己アピール資料を提出
- 選抜過程で面接やプレゼンテーションを実施
特に理学部では、「理系分野での課外活動」や「将来の研究志向」を強く重視しており、「探究学習」が評価の鍵となるといわれています。
地方高校生こそ注目すべき制度
地方の中高生にとって、京大のような難関大学は物理的にも心理的にも「遠い存在」と感じがちです。しかし、特色入試では「学校の枠を超えた自主的な学び」や「地域での挑戦的な探究」が評価されるため、むしろ地方の生徒にとってチャンスのある制度といえます。
たとえば、
- 郷土の自然環境をテーマにした自由研究
- 地域フィールドワークや地域科学クラブでの活動
- 地元大学・研究機関との連携探究
こういった取り組みは、特色入試において高く評価される可能性があります。
オンライン説明会の詳細
今回の説明会は、Zoomを用いたリアルタイム配信で行われます。全国どこからでも参加可能で、個別に質疑応答ができる時間も設けられています。
【説明会開催日程】
いずれも16:00~開催(1時間程度)
7月1日(火)
7月7日(月)
7月8日(火)
7月9日(水)
7月14日(月)
7月15日(火)
7月16日(水)
【内容(予定)】
・特色入試の目的と選抜の流れ
・評価される課外活動・探究テーマの例
・過年度の合格者事例紹介
・出願書類のポイント
・質疑応答
参加は無料ですが、事前申込制となっています。公式ページにある申込フォームから、開催前日までにエントリーしてください。
保護者にとっての重要ポイント
本説明会は、保護者にもぜひ同席してほしい内容です。特に次のような点が明確になります
- 高校での探究活動が大学入試にどう評価されるか
- 特色入試に必要な提出書類や準備スケジュール
- 一般選抜と特色選抜の併願の可否やリスク
- 地方在住生の不利を乗り越える戦略
また、理学部は卒業後の進路(大学院・研究職・技術職など)も視野に入れて選ばれる学部であるため、長期的なキャリア設計の観点からも、保護者が制度を理解しておく意義は大きいでしょう。
編集部より:受験生に必要なのは「早めの動き出し」
特色入試では、「調査書」や「活動報告書」など、通常の一般入試とは異なる書類が求められます。さらに、自分の取り組みを言語化してまとめる力も問われます。
7月のこの時期から準備を始めることは、秋の出願に向けて大きなアドバンテージになります。中高生本人はもちろん、進路指導に関わる教員や保護者にとっても、「早く動いた者勝ち」です。
【参考】京都大学 理学部 特色入試WEBページ
https://sci.kyoto-u.ac.jp/ja/admissions/tokushoku2026
お申し込み・詳細情報はこちら
📎 京都大学理学部 特色入試 オンライン説明会 公式ページ
https://sci.kyoto-u.ac.jp/ja/news-497
📎 申込フォーム
※上記ページから各日程の事前申込リンクにアクセス可能です。
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文:おおいたラーナビNET編集部
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